六華だより

2017年六華同窓会総会・懇親会を終えて

第92号

2017年六華同窓会総会・懇親会を終えて

2017年度 実行委員長 山下美妃(南42期)

 平成29年10月21日(土)、札幌パークホテルにて「2017六華同窓会総会・懇親会」を無事に開催・終了することができましたことをご報告いたします。今年度は、579名もの方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様はもとより、懇親会の開催にあたり、ご協賛、広告出稿ならびに取材等のご協力をいただきました皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

 南42期は、同窓生の皆様にとって、会話に華が咲き、新たな風の吹く場となるような会を作りたい、そして、多くの皆様にそこに集っていただきたいという願いを込め、「華を咲かそう。風を吹かそう。」を同窓会活動のテーマとしました。懇親会当日は、このテーマに沿って、会報誌、記念品、会場内の装飾、BGMから懇親会中の企画に至るまで、たくさんの「華」と「風」を散りばめましたが、ご参加の皆様はどのくらいお気づきになられたでしょうか?(どこに何がちりばめられていたかは、以下のURLから「たねあかし」をご覧下さい。)

https://www.facebook.com/rikka2017/posts/1748321995471879

 総会・懇親会以外のこの1年間の活動についてもあらためてご報告させていただきます。平成29年5月21日に「春の学校林散策会」を実施し、226名もの方にお越しいただきました。当日は好天のもと、爽やかな音楽の風の中で、参加者の方々には100年以上の歴史をもつ学校林が世代をつなぐ架け橋であることを改めて感じていただけたと思います。また、特別事業といたしまして平成29年8月25日には「音楽の華、異国からの風〜ドイツ音楽と対談の夕べ」を開催し、南42期のドイツで活躍経験のあるピアニスト吉泉善太の演奏を、ゲスト参加のソプラノ吉泉奈々子さんの美しい歌声とともにお届けしました。さらに、ドイツの華やかな思い出話や体験談等を、同じく南42期でドイツ在住経験のある紙谷史織との対談形式で紹介し、参加者にドイツの華と風をお送りしました。さらに、平成29年6月23日から12月8日まで「六華ゼミ」を全9回開催しました。今年度の六華ゼミでは、同じ業種に就く2名の講師に、それぞれ別の角度からその業種がどのようなもので、それに就くためにはどういうルートがあるのか、業種に関する最新の話題や裏話などを語ってもらう形式を取り入れました。また、「転職組」、「2つの資格を持つ二刀流」といった、業種にとらわれない新たな枠組みでの回も企画し、川口校長をはじめとする高校側のご協力もあり、毎回100名から多いときは300名程度と、定員を大幅に超える在校生に参加していただきました。このゼミが在校生の皆さんにとって役に立つものであり、将来、卒業した皆さんが社会に大きな華を咲かせ、新たな風を世界に吹かせてくれることを祈っています。

 私ごとではありますが、六華同窓会の歴史上、初の女性実行委員長という大役をいただきました。そこで、六華の歴史を大切に受け継ぎながら、そこに"初の女性実行委員長"という目新しさだけでない"華やかさを持った新風"を吹き込みたいという思いで活動して参りましたが、この1年を通じて、私が切に感じたことがあります。それは、「歴史というのは守るのも、変えるのもとても難しい」ということです。六華同窓会には非常に長い歴史があります。その中でも、時代は刻一刻と変わっていますし、私達自身はまだまだ未熟です。そのため、「これまでの活動を踏襲する」ことと「歴史を守る」ことは必ずしもイコールではないと認識する機会があり、「守る」ことの大変さを改めて実感しました。また、それと同じくらい「歴史を変える」ということも、とても難しいと感じました。同窓生にはそれぞれの、様々な想いがあり、歴史を変えることで、その想いに添えなくなることがあるということも経験したからです。しかし、その難しさを乗り越え、42期らしさを表現し、この1年間で六華同窓会の歴史を守りながらも新しい風を吹き込むことができたのではないかと思っています。これも、我々の活動を温かく見守り、応援してくださった昨年度実行委員の南41期の先輩を始めとする六華同窓会の諸先輩のおかげと感謝しております。

 また、この1年間で多くの再会と多くの新たな出会いがありました。この「出会い」を通して沢山の絆を築くことができたことが非常に印象深く、この絆は、今回の懇親会の企画・運営のためだけのものではなく、今後の我々の人生の糧になると確信しております。これを機に我々42期は今後も、同窓会活動に積極的に取り組み、六華同窓会の発展に貢献したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 最後になりますが、このような貴重な機会を与えて頂きました六華同窓会の皆様に深謝いたします。誠にありがとうございました。

16時45分より総会スタート
小砂憲一会長(南15期)によるご挨拶
17時30分より懇親会スタート。司会進行は鈴木(旧姓 池田)奈央さん(南42期)
17時30分より懇親会スタート。司会進行は鈴木(旧姓 池田)奈央さん(南42期)
風月株式会社 二神敏郎会長に感謝状を背中にプリントした白衣を贈呈しました。
ビール隊登場!壇上でポーズを決めた後は、会場内の皆様にビールをつぎに回りました。
風月のブースは今年も大盛況でした!
吉泉善太さん(南42期)によるピアノのBGM演奏。
金森浩太さん(南42期)によるギターのBGM演奏。
東京六華同窓会2018 後藤匡 実行委員長(南35期)のご挨拶。
札幌一中卒業の先輩方とともに、札幌一中校歌・優勝歌の斉唱です。
次期実行委員長中野貴英さん(南43期)に同窓会旗が引き継がれました。
最後に、「六華フラワーアートプロジェクト」として在校生と同窓生で作り上げた「六華の門」が披露されました。