板垣新副会長 就任ご挨拶
六華同窓会副会長
板垣昭彦(南25期)
このたび、令和元年の六華同窓会で副会長に選任をいただきました南25期の板垣昭彦です。永い伝統のある六華同窓会の役員という大役を仰せつかった事は大変光栄であり、身の引き締まる思いでおります。
六華会には幹事期の時に初めて参加させていただきましたが、六華ゼミで当時在籍していた札幌ドームプロジェクトの話をさせていただいた記憶があります。その後、同窓会には数回しか出席していない不肖のOBでありますが、今後は大西会長をお支えし、微力ながら努めて参りたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
思い返しますと、私が南校に入学したのは札幌オリンピックが開催された1972年(昭和46年)の春でした。オリンピックは受験勉強中で見ることができず、悔しい思いをしました。その後、入学式で大学紛争の名残りの生卵爆弾に驚愕し、一年生の後期から制服が廃止された事による自由を体感。一中時代にあった雪戦会の復活実施や、中島公園にあった野球場への地区予選二回戦での全校応援。クラスの大半がマラソン大会をサボり、翌日担任にみっちり絞られたこと等、思い出は数え切れなく、今振り返っても青春時代の記憶に感慨深いものがあります。同窓会活動の意義は様々なものがあると思いますが、伝統ある六華の伝統を守り、引き継いでゆく事の重みをひしひしと感じています。
私は現在、五年前に「日本新三大夜景」に選出された藻岩山ロープーウェーと大倉山ジャンプ競技場という札幌を代表する観光施設の運営会社にいます。東京オリンピックのマラソン・競歩の開催が決まり、二回目の冬季オリンピック・パラリンピック開催への期待が膨らんでいることもあり、今年の春から、札幌オリンピックのレガシーである大倉山ジャンプ競技場の展望台リフトの夏季夜間営業をスタートさせます。ジャンプ台のライトアップと共に展望する大倉山の夜景は、藻岩山とは別な魅力があります。皆様には是非一度、訪問いただき、札幌の歴史に思いを巡らせていただければと存じます。
六華同窓会の歴史は、オリンピックも含めた札幌の発展の歴史とともにあると思います。私の前職は札幌市役所で札幌の街づくりの一端を担わせて頂いたということもあり、また私の父も二人の娘も六華ということで、今回の役員のお話には何かしらの縁を感じております。今後は会の発展のため、努力して参りたいと考えておりますので、皆様には重ねてお力添えをお願い申し上げます。
第96号 の記事
2020年3月1日発行