六華だより

北海道札幌南高等学校 125周年周年事業について

第97号

六華同窓会125周年実行委員長
村木 宏彰(南32期)

 

 本年10月17日(土)に予定されておりました、母校125周年記念式典、並びに祝賀会はともに5月の段階で中止と決定されました。

 2年前の春から、同窓会内部、学校サイドと協議を進め、その都度ご報告してまいりました。また、本年に入りましてからは、米国・マサチューセッツ工科大学(MIT)の石井裕教授の講演を、株式会社ニトリ様と当会との共催で札幌文化芸術劇場ヒタルにおいて、母校の生徒のみならず、広く市内の高校生向けに開催することも模索してまいりましたが、これについても中止と相成りました。

 

 簡単に経緯についてご説明いたします。まず、新型コロナウイルス発生初期段階で、本年の六華同窓会総会・懇親会の幹事当番期であります南45期より、開催を危ぶむ声が出ておりました。ただ、本年の総会・懇親会は母校の125周年の祝賀会を兼ねるものであり、この段階ではもう少し様子を見てほしい旨の要請をいたしました。しかしながら、GW最終日(5月6日)の後藤武志実行委員長との打ち合わせで、正式に中止を了承することといたしました。秋までの間まだ時間があり、もう少し時間をおいての判断もありえたかもしれません。しかしながら、実行委員長経験者といたしましては、不確定要素を抱えて準備を進めることが困難であり、且つGW直後に始まる本格的な広告募集活動も現状では困難であることを十分理解できたからです。

 その後同月14日に、南校廣田定憲校長をはじめとした高校幹部との打ち合わせにおいて、学校サイドより記念式典の中止の申し出がありました。コロナ対応としての結果でもありますが、春からの登校中止の影響で、カリキュラム消化に苦慮しての決断でもあるようです。従前より申し上げておりますように、125周年はあくまで母校の周年であり、我々はサポートをさせて頂く立場ゆえ、学校の決断に異を唱える立場ではないことをお伝えいたしました。

 

 以上のような経緯で、周年事業を中止せざるを得なかったわけですが、現状でもコロナの終息が見えないことに鑑みれば、その決定は正しかったのではないでしょうか。

 このような状況を踏まえて、8月19日の六華同窓会運営会議にて以下の議題につき討議していただきました。

 

  1. 本年中止とした、125周年の式典・祝賀会を1年遅れで開催するか。もしくは、 125周年に代えて(周年事業は四半世紀ごととする常任幹事会での決定がありますが)、130周年で式典を開催するか。
  2. 先に述べた、MIT石井教授の講演会を、リモート形式等で実施すべきか(NoMaps実行委員会とのコラボ)。尤も、これについては学校サイドの意に沿うか否かが問題になります。

1につきましては、反対意見もございましたが来年のコロナ収束を前提として、1年遅れの記念事業を行うべきとの結論でした。運営会議としては、4役会、総会(web)に議事を上程することになりました。

2につきましては、幹事当番期である45期が主体となっての、開催を模索してみることになりました。しかしながら、後日45期後藤委員長より連絡があり(NoMapsとも協議したうえで)日程的に厳しいこと、既に予定している45期独自の事業との絡みからも運営は困難であるとのことでした。

 

以上の通り、大きな事業に関しては、中止ないしは延期と言うこととなりました。ただ、学校サイドで、教育活動の記録を残す意味で、周年の記念誌は作成するとのことです。また、記念事業のために計上しておりました予算につきましては、別途幹事長よりご報告があろうかと存じますが、母校の教育環境の整備のために使われることとなります。

 

以上、簡単ではございますが125周年に関するご報告を申し上げます。