六華だより

2018年 学校林散策会

第93号

学校林を知って親しむ第一歩に ~ 第20回学校林散策会

石川(旧姓:今井)美代子 (南43期)

 

 今年で20回目を迎える学校林散策会。

 ちょうど節目ということもあり、そもそも「学校林」とは何か、まずは参加者の方に学校林のことを少しでも知っていただき、親しみを持ってもらえることが大切なのではないか、今回の幹事期である私たち南43期は学校林に馴染みのあるメンバーが多いということもあり、その思いを起点に実施させていただきました。

 当日5月13日(土)、この日は朝からしとしと雨、六華同窓会2018のホームページを担当している私は、午前6時に実施か中止をすぐ掲載するために企画部長と学校林担当者の決定を今か今かと待っていましたが、時間短縮などの配慮をしつつ開催が決定。私たち幹事期も含め175名の方々にご参加いただき、天候不順とはいえ、どなたも雨具もしっかり用意されていたため、散策会を無事スタートさせることができました。

「学校林を知っていただく」ため、今回は参加の方々を4班に分けて各班それぞれに学校林財団の方にお一人ずつガイドとして入っていただき、学校林のみならず、山田幸太郎校長や林業、国蝶オオムラサキの保護活動のお話など、様々な解説を交えながら、『造林育人』の石碑をゴールとする散策時間とさせていただきました。

 


 そして散策を終えた後は、絶妙なタイミングで雨も上がった中、みんなで昼食会。お待ちかね、恒例のジンギスカンやたこ焼きはもちろん、フランクフルトなど新たなメニューもご用意。特に気温が上がらなかった中でのおでんは大好評でした!またお子様や学生の皆さんにはお菓子セットをプレゼントしましたが、案外現役南高生が喜んでくれるという嬉しい誤算も。ちなみにその現役南高生の参加人数は過去最多、これまた嬉しい結果でした。


 

 こうして朝の決定通り、予定より1時間ほど短縮して学校林散策会は終了しました。天候が不安定な中無事実施できたのは有明小学校関係者の皆様や学校林財団の皆様、そして参加者皆様のお陰です。誠にありがとうございました。

 このような通常の学校林活動はもちろんですが、9月初旬の台風と地震により学校林には大きな被害が出、何とか復旧していこうという状況の中、そうした復旧活動を通しても、自然の厳しさを含め素晴らしい私たちの財産である学校林をより多くの方々に知っていただければ、と願っています。