六華だより

2018年 特別事業

第93号

医師の夢を実体験!-六華ゼミ特別事業『手術体験セミナー』

北田(旧姓 川野辺)愛(南43期)

 8月19日(日)、南43期の7名の医師&企画部メンバーによる発案・運営のもと、ジョンソン・エンド・ジョンソンの皆様やNTT東日本 札幌病院の皆様の支援をいただき、特別事業「手術手技体験セミナー」が実現。
 南高在学生の約4割が医師志望という昨今。現役南高一年生30名も、初めての医療実技の体験に緊張の表情をたたえながら続々と集まりました。

 中野実行委員長の挨拶、会場となったNTT東日本札幌病院 外科部長でいらっしゃる伊藤直樹先生のご講話をいただき、札幌医科大学 救急医学・脳神経外科 宮田圭先生の基調講演へ。

 基調講演が終わると学生は5つの班に分かれ、手術手技の実技パート(スーチャリング、超音波メス、da Vinciシステム、トレーニングボックス、脳外科ハンズオン)に移ります。それぞれのパートで、現役医師の直接指導を受けながら、次々と貴重な体験を。

 NTT東日本札幌病院 泌尿器科 西田幸代先生が控える別会場の手術室では、最先端の手術支援ロボット“ダ・ヴィンチ(da Vinci Surgical System)”の解説・実演が行われました。近未来的な設備や機材の価格に目を丸くしながらも、最新鋭の医療技術を前にして、実際に機器を操る数年後の自分の姿を重ねたに違いありません。

 体験学習を終えて元の会場に集合、7名の医師とのさらなる質疑応答。熱を帯びたやりとりの後、参加された学生の皆さまには、冒頭撮影の記念集合写真と共に修了証が授与され、約3時間の濃密なセミナーの幕が閉じました。将来、この中から何名の医師が生まれることになるのでしょうか。瞳を輝かせる札南生の明るい未来が、今から楽しみです。