「六華、シン呼吸」準備中!!
2021六華同窓会総会・懇親会 実行委員長
小西 正一(南46期)
新型コロナウイルス感染症の流行の波に翻弄され続け1年半、収束が予測できない中様々な制約や困難に立ち向かっている六華同窓会に関わる皆様へ謹んでお見舞い申し上げます。昨年の先輩方に続き、当番幹事期である南46期の私たちも例外なくコロナ禍での活動に悪戦苦闘しております。ハイブリッド開催である今年の総会・懇親会にご出席の返事を頂いた皆様、陰になり日向になり応援頂いている皆様に感謝申し上げます。ご案内した通り、六華同窓会2021総会・懇親会は10月16日に札幌パークホテルで300名ほどの席を設けて会場参加者とオンライン配信の希望者の募集ハイブリッド開催ができるようにと準備をしております。飲食を伴う懇親会は行わないと決め、目玉となるコンテンツとして、昨年できなかった母校創立125周年記念特別講演会として、南24期のMIT石井教授講演会(動画配信)、南23期の北海道大学寳金総長と東北大学大野総長の対談、会場とオンラインでの先生型へのQ&Aの三本立てを予定しております。少しでも同窓の皆様に楽しんで頂けるように残りの期間も精一杯準備してまいります。
六華の呼吸を身につけて、アフターコロナを見据え活動しようと活動テーマを「六華、シン呼吸」と決めて、南45期の先輩方が繋いでくれたバトンをどう繋いだらよいのか模索する日々が続きました。今年は何とか総会・懇親会を開催しないと、45期の先輩方に繋いで頂いた六華Precious Ringが途絶えてしまうのではという強い危機感がありました。会場に人が集まって本当によいのか、同期の皆が自問自答をしていました。10/16の当日が緊急事態宣言下の場合は一般の会場来場希望者にもオンライン配信でお願いし、緊急事態宣言下でなければ、来場者にはマスク着用など基本の感染症対策を徹底して頂きハイブリッド開催を行おうと、開催方針の決定をすることができました。
講演会については、私個人の勝手な妄想を行動力のない私に代わって同期が実現してくれました。私の妄想のきっかけは、昨年予定していた石井先生の125周年記念講演が中止となった事を無念そうに語っていた村木実行委員長のお話を伺ったことと、今年の読売新聞社様の新年号北海道版に掲載された北海道大学寳金総長と東北大学大野総長の同級生対談の記事を拝見したからです。今回総会・懇親会を開催するならば、石井教授の講演リベンジか両総長の対談どちらかでもできないかとの思いつきが、予想を超えて両方実現できるようにと企画を進めることができ、偉大な先輩方の温かい御心に触れ、とてもありがたく思っております。
最初、講演会の開催も我々のような若造が雲の上のような先生方にお願いするなんて不躾で、とても無理だろうと妄想止まりで逡巡しておりました。ハイブリッド開催を決定したことで、単なる総会と懇親会でやっていたものを一部オンラインにしただけだと集まって頂いた同窓の方々に申し訳ないし、ダメもとでも良いので、まずは、同期の中で先生方と繋がっている方の伝手を使って連絡を取ってみようという事になりました。直前の連絡にもかかわらず、スケジュールのご調整を頂き、ご快諾頂いたことに深く感謝申し上げます。
また、六華の繋がりの深さを理解できず、私が勝手に逡巡して急なお願いとなってしまったことの方が先生方に対して失礼であったと深く反省をしております。出会った六華同窓生の皆様がとても暖かく、幹事期活動を応援してくださり、協力的な方々が多く、札幌南高校で学んだ繋がりが本当にかけがえのないものであると再認識いたしました。今後の幹事期を務める方々は、この六華同窓の繋がりの強さを良い意味で利用していって欲しいと思います。
実行委員会はオンラインでの開催が定例となりましたが、オンラインが定着したことで、場所に関係なく全国の同期が一緒に集うことができるのは本格的に少子化・学級減の世代に移行していくなかで、今後も定着して欲しいと思います。例年同様に、多くの同窓生にご協力を頂き会誌の編集もしております。このような厳しい時代のなかで活躍されている同窓生の姿をお届けすることで、皆様にとっても大きな力になると自負しております。一部記事は冊子のみの掲載となりますが、web版も発刊予定となっておりますので、楽しみにしていてください。
最後に、総会・懇親会がちゃんと開催できるかどうか分からない、中途半端で煮え切らなくて本当に歯切れの悪い案内であったにもかかわらず、会誌の広告協賛金に多数のご協力を頂きました。申込のやり取りの中で、多くの励ましのお言葉を頂き、南46期一同それを励みに活動をすることができました。ここに、厚く御礼申し上げます。未だ六華同窓会活動だけでなく、社会全体で引き継いできた伝統行事や年中行事なども開催がままならない困難な状況が続いています。先輩方が繋いできた六華の歴史をどうやって次代に引き継いでいくのか。コロナ禍でも、諸先輩方が育んできた六華の呼吸を絶やさず最後まで幹事期の活動を全うして、先輩方と同様に次代の後輩たちを応援していきたいと思います。「六華、シン呼吸」に幸多からんことを。
~今後の幹事期を担う後輩の皆様へ~
「幹事期の活動を通じて、自身の都合を優先に考えてしまい、相手の状況に思いが至らなかったりして、ご迷惑をかけてしまうこともあると思います。そういったことはしっかり反省して、その失敗も糧にして、次に繋げていきましょう。同窓生の方とのやり取りに、特に先輩方へは少しの失礼があってもダメだと思って行動しないより、自分が素直・謙虚・前向きに行動し、相手にしている同窓生に対する感謝を忘れなければ、その方たちの温かさに触れることができるはずです。お世話になった先輩方同様に私も応援していきます。」
第99号 の記事
2021年10月1日発行