六華リラの会、始動。
和田由美(南18期)
林美香子(南22期)
「六華リラの会」発足記念のズームトークショーが、2021年7月3日(土)19:00-20:00、開催されました。六華同窓会のホームページやフェイスブックで、次のような呼びかけをしたところ、50人を超える申し込みがあり、当日は、道外、海外在住の方を含め、幅広い世代の方たち40人の参加がありました。
『「六華リラの会」は、同窓の女性たちの活躍をアシストするために生まれた会です。さまざまな時代の卒業生たちが集い、みんなで形作っていく会をめざします。メンバーは女性中心ですが、アシストする度胸ある男性も仲間入りできます。趣旨にご賛同くださるみなさま、ふるってご参加ください。
コロナの状況下、オンライン開催を企画しました。小さなお子さんがいる方なども、おうちから気軽にご参加ください。』
「六華リラの会」の呼びかけ人は、南18期の和田由美(エッセイスト)と、南22期の林美香子(キャスター)のふたりです。和田と林が、六華初の女性役員に選ばれたのが2009年。その時、六華同窓会にはいかに女性役員が少ないかということを知りました。和田は、「今の南高は、一クラスの比率は男女半々。もっともっと女性役員を増やすべきだと思い、当初から六華女性の会を結成したいと思っていた」と林に声がけし、和田が副会長退任後、準備を始めました。
その後、6人の後輩の皆さんに設立メンバーとして参加してもらい、2020年2月から数か月ごとに集まり、相談を重ねてきました。設立メンバーは、伊藤千織(35期)、大照真由美(36期)、佐々木美佳(36期)、山下美妃(42期)、三島千枝(43期)、向裕加(44期)の皆さん。また、アドバイザーとして、秋山孝二六華同窓会副会長(19期)、西尾長幸幹事長(29期)、村木宏彰創立125周年実行委員長(32期)にも参加頂きました。
当初は、2021年秋の同窓会総会の時に設立を正式発表するつもりで、趣旨や名称など、会の運営方針を検討し、準備を進めてきました。が、長引くコロナ禍で先を見通せない中、まずはズームで開催してみようということになりました。ズーム開催を目指し話し合いをする中で、「みんなで形作っていく会にしよう」という方向性も固まりました。
ズームトークショーでは、設立趣旨の説明、呼びかけ人と設立メンバーの自己紹介などのほか、「もっと女性が活躍すべき。世界経済フォーラムが今年発表した世界各国の男女平等の度合いを示すランキングジェンダー・ギャップ指数では、日本は156カ国中120位と、先進国の中で最低水準だった」ことを紹介。その後、ズームの機能を活かし、参加者から質問や提案を発言してもらい、和やかな雰囲気で進行しました。65期という若い世代からの質問や、海外在住の方からの現地事情の話などが続き、非常に興味深い内容となりました。無事開催できたのは、設立メンバーなどたくさんの皆さんのご協力のお陰と感謝しています。どうもありがとうございました。
また終了後のアンケートでは、うれしい反響がたくさん寄せられました。主なものを紹介しましょう。
「色々な期の方、海外からの声などを聞けて楽しかったです。」
「六華リラの会のこれからが楽しみになりました。社会勉強のため今後も参加できればと思います。」
「諸先輩や後輩の皆さんの生の声が聞けたのは新鮮でした。女性のタテの繋がりを作って頂きありがとうございます」
「これまでの様々な経験や学び、現在、未来について、幅広い年代の方が話されるのを聞く機会になり、お互いに考えが深まっていくこと、何かを変えていくことに繋がることを期待しています。」
「女性の先輩達がご自身の経験等をお話しくださり、とても楽しく1時間があっという間に過ぎてしまいました。リラの会が設立され、非常に心強く感じたとともに、女性として日本の社会で生きる生きづらさを皆さんが感じていることに共感し、勇気づけられました。」
「六華リラの会」はスタートしたばかり。これからの活動について、アンケート結果も参考にしコロナの状況も考えながら、相談を続けています。「六華リラの会」が、同窓生女性会員の交流と親睦の場となり、また女性活躍を応援する一助となればと願っています。(本文中、敬称略)
設立趣旨 名称について 入会費・年会費 無料 |
和田 由美(わだ ゆみ)
出版「亜璃西社」代表/エッセイスト。1949年小樽生まれ。南高18期、藤女子短大英文科卒。出版社を営む傍ら連載エッセイを書き、著書に『さっぽろ喫茶店グラフィティー』ほか。最新作『さっぽろ燐寸ラベルグラフィティー』では編集を担当。
林 美香子(はやし みかこ)
北海道大学農学部卒業後、札幌テレビ放送アナウンサーを経て独立。エアジー「ミカコマガジン」など担当。現在、慶應義塾大学SDM研究所顧問。北海道大学大学院農学研究院客員教授。著書に「農村で楽しもう」(安曇出版)など多数。
第99号 の記事
2021年10月1日発行