第106号 記事一覧
激動の青春を振り返る ~ 戦後80年に寄せて

小山田 碩(中52期) 第二次世界大戦の終結から80年。当時、私たちの母校に在学中の先輩方は、学徒勤労動員で校舎を離れ、勤労奉仕を続けていました。終戦時、北海道庁立札幌第一中学校4年(現在の高校1年)だった小山田碩(おやまだ・せき)さんは、同じB組の仲間たちとともに、動員先の手稲鉱山で、戦争終結を告げる玉音放送に耳を傾けました。戦争遂行の命を帯び、ひたすら労働を続けた当時の思い出を伺いました。 構...
卒業55年 92歳の塚本謙蔵先生と巡るポルトガル

安部 雅明(南20期) 南高20期と塚本謙蔵先生 南高20期(1970年卒)は、六華百周年記念同窓会(1995年)の幹事を務めて以来、札幌・東京同期会や旅行・イベントなど多彩な親睦交流を続けてきた。わが担任恩師・塚本先生には、多数の行事に参加して頂いた。2014年、総勢20名超(家族含む)で催行したモロッコ旅にも、強引なお誘いを快諾して、参加された。地理学専攻の塚本先生は、何度も南欧、北アフリカ等...
南高を卒業してちょうど50年が経ちました。

山内 良祐(南25期) 高校1年の2学期から制服が自由化され、校内では学生運動が盛んでした。中学生の頃とはまったく異なる環境で、政治や経済を語り合う先輩たちがとても大人に見えたのを覚えています。当時、日本は高度成長期を終え、ドルショックの影響で景気が急激に後退していました。 「翼をください」「Let It Be」「神田川」「Hotel California」「Bridge Over Trouble...
社会人、「医療倫理」(とビールのおいしさ)を世界で学んでみた

林(大関)令奈(南44期) 「限られた新型コロナワクチンを誰にどのような順番で接種すべきか?」「人には死を自分で選択する権利があるか?」このような問いにすぐに答えられるでしょうか。単に医学的知識だけでは解決できない、多様な価値観や倫理的な要素が絡み合う複雑な課題を取り扱う分野に「医療倫理」があります。 私は、南高卒業後、札幌医科大学を経て、消化器内科と緩和医療の臨床医として働いていました。その中で...
六華ゼミ特別企画 Rikka Dream Pitch 2024 開催報告

Rikka Dream Pitch 2024実行委員会 報告:松本ゆかり(南49期) 2024年は、私たち南49期が六華同窓会総会・懇親会の幹事を務める年だ。その実行委員会の中で、「在校生に喜ばれる、49期ならではの企画ができないか」と話題になった。複数のアイデアの中から検討した結果、「六華ゼミ特別企画」という立ち位置で、在校生に出場してもらうピッチ大会を開催するということでまとまった。(ピッチ:...
六華だより100年の歩み その7=61~70号

会報誌の半世紀を振り返る連載「六華だより100号の歩み」も7回目となりました。今回は2002年(平成14年)10月1日発行の第61号から2007年(平成19年)3月1日発行の第70号を振り返ります。 会報発行委員会 戦後80年 今年2025年は、第二次世界大戦が終結して80年の節目の年です。先の戦争に関する話題は、六華だよりでもたびたび取り上げられています。その一つが、2003年(平成15年)3月...
編集後記ほか

事務局だより 2025年3月1日、めでたく卒業された南75期(全日制302名、定時制20名)の同窓会入会を心より歓迎いたします。 記念品として同窓会より全日制は卒業証書ファイル、定時制は印鑑をお贈りいたしました。 六華同窓会事務局は毎週火曜日の常駐ですが、e-mail、FAXは常時受け付けておりますので、ご意見、ご要望等お寄せください。また、史料館には周年記念誌をはじめ、各期の卒業アルバムもござい...