六華だより(公開前確認版)

大西新会長 就任ご挨拶〜未来への生命が芽生える創立125周年へ

第96号

六華同窓会 会長
大西雅之(南24期)

 昨年10月19日の六華同窓会総会において、小砂会長の後を引き継ぎ、歴史ある六華同窓会の会長を拝命した南24期の大西雅之です。郷土力を磨き、地域とともに成長することをテーマに、道内13箇所で鶴雅というホテル・旅館を経営しております。
微力でありますが、副会長・幹事・会員の皆さまに助けていただき、母校と六華同窓会の発展に少しでも貢献できるよう取り組む所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

 今年の干支は子年です。文献を調べてみると「庚子」、庚(かのえ)という字は植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態を指し、子(ね)は種子の中に新しい生命がきざし始める状態を指すとのことです。「終わり」があって、その中から「始まり」への兆しがある。60年で一巡する同じ干支の1960年を見ると、コンゴやナイジェリアなど、アフリカで17もの国が植民地から独立した年でした。それは、純粋に新しい国が誕生するのではなく、植民地の前からあるアフリカの文化をもとに国の体制が改められたと解釈がありました。

 今年、母校は創立125周年を迎えます。明治28年に札幌尋常中学校として開校し、明治、大正、昭和、平成、令和と時代を刻んできました。周年行事は四半世紀ごとと定まり、今年の六華同窓会総会は125周年式典も同時に開催されます。この記念すべき年が、新しき生命が芽生える庚子の年にあたることに感慨深い思いです。
 六華同窓会として、「六華ゼミ」講演会を年10回開催しています。これは、各界で多彩な活躍をしている先輩たちが在校生たちに向け未来を語るもので、とても人気があります。今年は125周年記念事業の一環として、コンピューター・ヒューマン・インターフェイス研究で世界最高の名誉である生涯研究賞をアジアで初めて受賞されたMITメディアラボ教授の石井裕氏(南24期)の講演会も予定されています。世界の頭脳も我々の仲間にいます。多くの素晴らしいトップリーダーが日本で世界で活躍しています。グローバル化が進み、ITやAIの目覚しい発達の中で、求められる人材やリーダーの在り方も大きく変わってきています。今まで経験したことのない超高齢化社会の到来で社会全体が大きな変革期を迎えています。
 北海道は「食」「観光」「環境・エネルギー」「バイオ」など優位性を持つ分野も多く、多くの可能性を秘めています。令和の新しい時代に、未来の自立した北海道の夢を描きたいものです。「堅忍不抜」「質実剛健」「自由闊達」の精神のもと、約4万人もの優れた人材を輩出してきた札幌南高校の使命はとても大きく、六華同窓生の輪がその道を切り開いていくことを大いに期待したいと思います。
 その為に六華同窓会は何ができるか。125周年を契機として、皆で知恵を絞ってみたいものです。益々のお力添えをよろしくお願い申し上げ、就任のご挨拶といたします。